インドネシア スマトラ マンデリン クラシック ネオ シナモンロースト
Indonesia Sumatera Mandheling Classic Neo Cinnamon Roast
本来のマンデリンは苦くありません。果実感溢れた甘さがあります。しかもかなり美味しい部類に入ると思います。
6月21日 セカンドロット入荷!クラシック・ネオとして新しくなりました。
マンデリンの語源をご存じでしょうか。歴史的にインドネシアのアラビカ種(高級種)の存続を守り続けてきたのはスマトラ島のマンデリン族という部族だったことから、彼らの作るコーヒーがそのように呼ばれるようになりました。
そして今回ご紹介するのは、その伝統的な製法で作られたマンデリンです。マンデリンはコーヒーチェリー収穫後にスマトラ式という彼ら独自の精製処理を行うことで独特の香味が育まれます。
その香味はアーシー(大地のような)と表現され他にはない強い個性があり世界中でも名立たる銘柄となっています。
一方スマトラ式には弱点もあり、生豆が傷みやすいということです。マンデリン=苦い。というイメージもあるかと思いますが、深煎りにすることで覆い隠すといったこともあったのではないでしょうか。マンデリンの苦さは豆の個性ということではなく焙煎の仕方によるものなのです。
本来のマンデリンは苦くありません。果実感溢れた甘さがあります。しかもかなり美味しい部類に入ると思います。それを引き出すには焙煎技術と一定以上の素材品質が必要です。
マンデリンの生豆は大粒で硬く水分量が多い特異な豆質のため、通常の焙煎技術では浅煎りで仕上げることが困難です。ある意味、焙煎の最難関とも云われているのがマンデリンの浅煎りです。
そして鮮度の高いロットを調達し、さらに傷んだ豆を徹底して取り除くことが必要でした。
初回ロットでは、歩留まりを気にせず現地農園で三度、当店でも二度ハンドピックを行い傷んだ豆を徹底して取り除きました。
しかしセカンドロットでは現地がかなり頑張って品質を高めてくれたお陰で、マンデリンとしては未だかつてない綺麗な生豆として届きました。
素材の品質の違いはダイレクトに味に影響します。先ず、むちゃくちゃクリーンになりました。その反面アーシー感は綺麗すぎて控え目になりました。
湯を注いだ時に立ち昇るアロマの時点からスパイシーさすら感じる凝縮されたオレンジ感。液質はスッキリしているのにキリッとした芯のある味わいが特徴でマンデリンらしいウッディーな風味も感じます。そしてリンゴのような甘さやダージリンなども。
伝統的な製法でありながら最新の品質管理と焙煎技術によって仕上げられたロット。クラシック・ネオと名付けました。
- Name :
- Indonesia Sumatera Mandheling Classic
- Country :
- Indonesia
- Area :
- Sumatera Lintong
- Plantation :
- Small farmers
- Altitude :
- 1,400m
- Kind :
- Ateng, Typica, Jumber
- Prosess :
- Sumatera
- Grade :
- Top Specialty