UCCなど大手コーヒーロースター販売価格25%値上げ

UCCは11月1日から店頭販売価格を約25%引き上げると発表しました。同じく11月1日からキーコーヒーも価格改定すると発表。

コーヒー生豆相場が世界的に上昇しています。コーヒーの最大生産国であるブラジルは深刻な干ばつにより産地の約25%が生産に被害が出るとの懸念が出ています。また、グァテマラ・パナマ・ニカラグアなどの中米の主要生産国やハワイでは、コーヒーの葉の光合成機能を奪い2~3年で枯らしてしまう強い伝染力をもつ「さび病」被害が拡大。

加えて世界的なコーヒー需要の高まりや円安の進行による輸入原材料の価格上昇、原油価格の高騰による各種物流コスト・資材コストの上昇も加わり厳しい状況が続いています。

またブルーマウンテンで有名なジャマイカではハリケーンやさび病、さらにコーヒーの実に入り込んで卵を産みふ化した幼虫が種子を食べてしまうコーヒーベリーボーラーなどの病虫害の被害が追い討ちをかけており生豆の在庫が枯渇。国内販売価格は約40%引き上げで在庫がなくなり次第販売停止となっています。

スペシャルティコーヒーの原料である高品質のアラビカ種は獲得競争が激化。これから先、2014年後半~2015年にかけての仕入れ価格の上昇や品薄は避けられそうにありませんが、MORIFUJI COFFEEでは可能な限り企業努力を続け適正価格を維持していきたいと考えております。

公開日 最終更新日 2015/10/28 MORIFUJI COFFEE

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